活動の自粛
2月の下旬から様々な大会が中止となり学校行事も中止や縮小とされる中、4月9日に緊急事態宣言が発令されました。
私が監督として指導にあたる『創価大学駅伝部』も大学が閉鎖され全ての授業がオンライン化され、もちろん駅伝部にも練習自粛要請が出される事となりました。全員寮生活していた選手たちは一次的に解散する事を余儀なくされ「自宅へ帰される選手」「事情により寮に残る事になった選手」などチーム員が全国バラバラにて活動することとなりました。
寮に残った選手たちは、従来2人一部屋で生活していたところを1人一部屋に切り替えるなどの対策をとりながら、大学側から配慮も頂きグランドを唯一の練習の場として開放してもらい、自粛期間を乗り越えていく事に、、、、、。
指示・フィードバック・アドバイス
トレーニングの内容は、解散時にあらかじめ選手たちにメニュー提示し、各自の環境の中で工夫して練習を継続してもらう事になりました。創価大学駅伝部の選手達は、私の就任当初より【Garmin】をトレーニングデータの共有ツールとして使っていた事もあり、全国各地バラバラに散らばった選手たちから毎日コンスタントにデータが自動的にアップロードされて来ました。
各選手達のコンディションはリアルタイムに把握する事が出来た為、アドバイスも容易に返信する事ができました。そのお陰で、私の業務も繁雑にならずに、コロナ対策や今後の計画立案に時間を費やす事が出来ました。当駅伝部は【Garmin645】という機種を使用していますが、持ち備えた機能の有り難さを改めて実感することが出来ました。
オンラインの導入
もともと実施予定していた体幹トレーニングですが、『コロナにより断念』と思っておりましたが、ここに数ヶ月巷でリモートワークが急激に普及したお陰もあり、各学生の持つスマホとPCを駆使してオンライントレーニングを実施する事でが出来ました。
講師は宮崎県延岡市在住の藤田トレーナー(Crossfit Nobeoka)に担って頂き、MLTsportsが宮崎市内からPCにてオペレーションすると言う、初の試みを実施。
選手達のコミュニケーション
全国各地で自主練習を1人で行なっている選手たちと、寮に残留する選手が『同じ時間に汗を流す』というとても大事な取組をオンラインが可能にしてくれました。毎週2回の頻度で水曜日と土曜日に行われたトレーニングですが、『今日はどんなメニュー?』と皆その内容のハードさに毎回ドキドキだったようで、そのトレーニング後の夕食はあまりのハードさに箸も持てなかった選手もいるほど。 オンラインは意外とお互いのトレーニングの様子が個々に見える為、よりライバル心を掻き立てられると言う事も発見できました。
トレーニング終了後のオンラインでの選手同士の久々の会話も印象的でしたね。
約2ヶ月半の自粛期間でしたが、活動緩和が許可されて、早速学内タイムトライアルを実施しました。各自が行ってきたトレーニング効果の現状確認と今後の計画の再考を行いました。自己ベストを更新する選手たちも数多く存在し自粛期間でも工夫を凝らした練習次第では着実に成長出来ることも確信できました。
ホクレンディスタンスチャレンジ深川大会 学内TT
7月からは少しずつ大会も開催されつつありますが、まだまだ余談を許さない状況です。毎日の生活では今まで以上に感染防止対策を徹底している現状ですし、正常な日常生活を送れるまでは皆が努力を継続する必要があります。その先には、公式大会や学生三大駅伝の開催が待っています。皆んなで心から喜び、感動を味わえる日を願って今年のチームテーマ【もう一花咲かそうか(創価)】を実現出来るように邁進するのみです。
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