走姿顕心 vol.40 箱根への道のり 続編.3

創価大学駅伝部は10月26日(土)に開催された箱根駅伝予選会で3年ぶり3回目

本戦出場権を獲得しました

 

新たなトレーニング

Garmin機器の導入

GARMINを導入して

  1. 月間走行距離を各自明確に把握する
  2. 心拍データを、ベースにした練習負荷を各自把握する
  3. 選手とのデータを介したコミュニケーション
走行距離や練習環境の把握

走行距離や練習環境の把握

心拍とペースの比較

心拍と高低差の比較

トレーニング効果

ゾーントレーニングの明確化

上記のようなデータが常に、スマホやPCへアップロードされます。私は時間があるとこれを覗き、選手データを把握するようにしてます。時にはコメントも返して、コミュニケーションをとるように心がけてます。

コメント返事参考例

そうする事で、私達指導陣の思いも選手に伝わりやすくなり、選手たちの目的達成に対して意識も高くなっていきます。タイム以外での達成度の確認ができる事は、選手にとってもオーバーワーク防止やモチベーションアップに非常に良い効果をもたらしています。

中には、トレーニングデータと一緒にその日食べた食事も写メを取り込んで管理している選手もいるなど高い意識を持って個々に工夫した使い方をしている選手もいます。

 

体幹トレーニング方法の習得

外部の講師を招いて、日頃継続が必要とされる体幹トレーニングのやり方や種類を選手達に学んでもらう機会を増やしました。

走る以外にも強くなる方法を知る事で、故障中の選手は前向きに回復を目指せるようになったり、走り過ぎによるオーバーワークに歯止めをかける事ができます。

選手達は下記の事に注力しているようです
  • 正しい呼吸法
  • 呼吸と連動した体幹強化
  • 体幹と外側の筋肉の連動性
  • 骨を軸とした身体の使い方
  • トレーニングをマンネリ化させない

これからも指導陣の課題として、色々なトレーニング方法の知識を身につけて学生達にマネジメントしていく事は不可欠ですね。

 

食事知識の習得

バランスの良い食事が下記を改善します
  • BMI値
  • 貧血
  • 疲労回復
試合までの食事コントロール

寮食を担当していただいているLEOCさんの管理栄養士の方々から選手それぞれの状態に合わせた食事の指導を受け、試合前のコンディション作りに役立ててきました。

血液状態や体質改善の必要な選手たちは、管理栄養士さんとのグループLINEを作成してもらい個別に食事内容の確認とワンポイントアドバイスをもらうようにしました。

今シーズンの自己記録更新者がチームの半数以上出ている事も、このような日頃からの小さな積み重ねが生きて来てるのだと感じます。

試合本番での対応力

今回の予選会では、時期的に2週間繰り下がっての開催や直前の予報で涼しくなることを想定して準備して来たチームが多かったと思いますが、実際は暑く汗ばむ気象条件でした。

私たちは、あらゆる気象条件を想定した取り組みを行なって来ました。

高温多湿下での対応、雨、風、寒さとどんな天候でも100%力を出し切れる準備を進めて来た結果、予選会当日の気温にも動揺することなく自分たちの走りが出来たと思います。

本戦に向けて

約2ヶ月後、東京大手町のスタートラインに立ちますが、戦国駅伝という代名詞が付くほど今年の大学駅伝界は特にレベルが高く、箱根駅伝本戦では、予選会と違い各区間の選手たちも単独で20km以上の距離を走り抜かなくてはなりません。

そこで求められるのは、自分の中での自分との戦いです。いわゆる精神力の強さと一般的に言われるところです。しかし、それは基本的には自分のやってきた事や仲間を信じれらる心であると考えます。チーム内にもレギュラー争いなど含めてより緊張感が高まってきています。高い目標を掲げて『チームでその目標を達成する』という事へ指導陣や選手リーダーがどれだけ舵取りできるかがこれから大会までの課題ですね。

まとめ

前に述べたGarminウォッチでの練習把握、食事療法、体幹トレーニング、レース対応力の全ての要素への取り組みを生かして、目標は

シード権(10位以内)

全員で未知へチャレンジします。

シリーズ「箱根への道のり」 以前の投稿はコチラから


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1 個のコメント

  • 榎木さんの選手経験と実業団での指導経験からの様々な経験値が指導性に垣間見れて、本当に面白く読ませていただきました。勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議な負けなしと言われますが、それ以上に、勝ちを手繰りよせるには、データという事実と、努力という情熱なんだと感じました。

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