創価大学駅伝部は10月26日(土)に開催された箱根駅伝予選会で3年ぶり3回目
本戦出場を決めました!
2年連続の予選敗退から、突破まで!
連載でお届けします
②具体的な課題の抽出
箱根駅伝出場へ向けまず前年からの課題の抽出に力を入れました。
前年までの予選会データを基に分析した結果、全選手において15km以降の失速が目立ちました。その原因は『レースプランの不明確さ』。よく言われるところのレース前イメージトレーニングが出来ていない事が上がりました。
まずトレーニングにかかる前に、自分の得意不得意を知り『どんなトレーニングが効果的か?』練習プランを立てないと、ただ闇雲に距離を踏んでも解決には至らないのです。
15km以降の失速
言うまでもなく走り込み不足によるものでした。月間走行距離がチーム平均で500km台で、箱根駅伝本戦やその予選会ではハーフマラソンの距離(21.0975km)の走力が求められているのに、月間500km台では到底太刀打ち出来ない量なのです。市民ランナーでも、500kmくらいは走りますよね!
まず、選手たちには一年間を通して月間走行距離750kmの継続を求めました。
しかし、ただ750kmを走るだけでは力は着いていきませんし、大切なのは750km走る中で、どのような負荷割合にしていくかが大事なのです。
私が現役時代に培って来た『成功と失敗』から算出された”黄金比“があります。
わたしは料理が趣味ですが、どの調味料をどれだけ入れるかで全く違う味の食べ物になるのと同じで長距離もそのスパイスの投入比率で選手の出来栄えは全く違うものになるのです。
これを基にトラックシーズン、ロードシーズンとメニューを細かく作成し実践してました。(黄金比は企業秘密ですが、ブログを読んでる方はなんとなくわかっていく筈です)
選手たちも当初は、月間750kmをクリアできる者が少なく、不安定でした。
時間をかけて地道に毎日続ける事で、徐々に距離への抵抗も無くなり安定した足作りができるようになって来ました。
過去の分析とレースプラン
過去のブログでも紹介していますが、私たちは定期的にコンディショニングコーチを中心に勉強会をマメに開催しています。
今回の予選会前も過去データを持ち出して、予選通過した各大学のペース配分を抽出。そこに自分たちの目標タイムをかさねて、ペース設定など細かな打ち合わせを行うようにしました。そうする事で新たな課題も見えてくるという事もありました。
何も特別な事をしなくても、目の前の事実から見えてくる事は沢山あります。
『現状を深く知る』
次号以降で掲載しますが、我々がどのように現状の掘り起こしを行なったか?乞うご期待!
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榎木さん、面白すぎる!いいですね。。。。。次回も楽しみ、よろしくお願い申し上げます。