走姿顕心 vol.33

【足り】夏季合宿in北海道

前回vol.32で夏合宿の強化について書かせていただきましたが、長距離の「足作り」って何?と思われる方も多いと思います。

箱根駅伝を目標とする学生・マラソンを目標としている実業団やプロランナーなど20kmを超える長い距離のロードで勝負するランナーはそれに対応できる『脚筋力』を高める必要があります。

そのため目標とする大会から逆算し、約3ヶ月前から「足作り」と言う走り込み練習に取り組んでいきます。

なぜ「足作り」を行うか?

長距離は自分のエネルギーを効率良く使い、高めた【心肺機能や筋持久力】を融合させ42km、21kmという距離をいかに速く走れるかを競っています。

  • 大学生の走行距離

【試合期】600km〜800km(月間距離)

【鍛錬期】800km〜1000km(月間距離)

その一つの要素となる「筋持久力」を高めるトレーニングが「足作り」なのです。

スピード練習だけ取り入れても長距離は走れず、長い距離のJogだけを行なってもレースのスピードに対応出来ません。

  1. ロードでの長い距離を走る練習
  1. スピード練習
  1. クロスカントリーを使った起伏走
  • これらを組み合わせ強度を上げていくのが「足作り」と言われる夏期の合宿になります。もちろん疲労量も通常の倍以上なので、マッサージやストレッチ・食事にも余念はありません。

多くの実業団チームや大学が北海道や標高の高い高原などの避暑地を使い、地道に反復する走り込みを行い、一皮も二皮も自分の殻を破り成長する為に大事なのが夏季シーズン合宿なのです。

私が指導する創価大学駅伝部も過去にないほどの充実した走り込みを継続中

箱根駅伝予選会に向け日々成長する選手を見ていると、その変化に頼もしさを感じます。自分が選手時代だった頃とその風景が重なり益々ワクワク感高まります

最近では、市民ランナーの皆さんも菅平高原で「足作り」などの走り込みの短期合宿を行なっている風景も見られますね

この夏を乗り越えたランナー皆さんの先にも必ず栄光が待っています!

月はMGCの開催

今月はいよいよMGCマラソングランドチャンピオンシップが開催されます。参加する各選は「足作り」「高地トレーニング」など様々な工夫で夏季合宿に取り組んで来た事だと思います。そんな背景を想像しながらTVや沿道で熱い声援を送るのも 少し違った観戦になるかもしれませんね!

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