走姿顕心 vol.31

多摩川会研修会に参加してきました。

【多摩川会とは?】

箱根駅伝を目指す大学の中で、多摩川沿線に活動拠点を持つチームを中心に約15校が加盟。

発足の経緯は、箱根駅伝を経験した実業団チームの監督やコーチ、箱根駅伝を目指す大学の指導者が中心となり競技力向上だけではなく人間として、社会人として価値のある人材を育成したいという思いから始まり、定期的な研修会などを開催してきました。

研修会の主な内容

1.大学OBや現役選手による講演

2.グループワーク

3.栄養指導、講話など

4.合同練習会

トータル4時間ほどの勉強会

研修会は会長である駒澤大学の大八木監督のあいさつで始まりました。まず「2つの意識」の持ち方の違いについて、伸び悩んでいる選手と結果を残せる選手との大きな違いがあることを話していただきました。詳しい内容は省略させていただきます。

【大役を任される】

今回の研修会では「自分自身をみつめ直す」という演題で私が基調講演を受け持つことになり、約50分、自身の経験談を話させていただきました。

3つのキーワード

①考える力

考える力とは、「知識」と「思考」に分類され、「知識」は言葉を覚えたり、計算式を覚えたりする力で、「思考」はその知識を使って文章を作ったり、物を組み立てる力です。

②学ぶ力

学ぶ力とは、「知識を得る能力」であり、自ら不足している知識を補ったり、新しい情報を得るために働かせる能力です。

③行動する力

行動する力とは、自らの意思で積極的に行動を起こせる能力です。

この3つのキーワードを競技生活に当てはめ、今の自分に何が足りていないのかをまず見つけるといいでしょう。

競技が順調に進んでいる時

ケガをしている時

精神的に落ち込んでいる時など、

その時々に何を考え、そこから何を学び、どう行動していくかを具体的に書き記し、毎日目にすることで行動できているか確認していくと良いでしょう。

【グループワーク】

Active Learning という手法を用い、選手が主体性を持って問題解決に向けて課題に取り組みました。

8〜10名程度のグループに分かれ、「主体性な学び」「対話的な学び」「深い学び」の3つの項目について、それを練習に置き換え最終的に「質の高い練習」をするためにはどうすれば良いかを議論し合いました。

各大学の指導者からは、「普段の練習やミーティングでの選手の表情と違い、新鮮な気持ちでイキイキとしていた」など研修会が有意義に過ごせたという声が多く聞こえました。

この多摩川会から1人でも多くの箱根駅伝ランナー、日本を代表するランナーが出てもらいたいものです。また、多摩川会で学んだOBの先輩の中には企業に入り活躍している卒業生も数多く存在します。

1人の人間として成長できる場、学びあえる場としてこれからも多摩川会が継続していってもらいたいものです。

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1 個のコメント

  • 榎木さん、このような会があるんですね。
    知りませんでした。
    このような機会は選手同士にも大きな発見と化学反応がありますね。
    夏の合宿時期に向けて、素晴らしい機会になったのではないでしょうか。この体験を通じて掴んだものが生かされることを期待します。

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