走姿顕心 vol.25

箱根駅伝とGARMIN その⑥

ランニングフォーム

RDP

FA935に付属されているRDP(ランニングダイナミクスポット)という黄緑色のセンサーを腰の中心部に装着すると、ランニング時の接地時間、接地バランス、上下動比とcm、ストライド(歩幅)などを計測してくれるシロモノ。

長距離走とは

同じ動きを繰り返し長時間にわたり行うもので、記録向上にはランニング時におけるフォームの効率性が求められる。地面から短い時間で強い反発をもらう事で、接地してから離れるまでの時間を少なく出来、疲れにくく効率よの良い走法が生み出されるのです。

そして、スピードをアップするには、同じ時間内にいかにピッチ数(下記図)を増やせるかがそれにつながる。

勿論、スピードと歩幅も比例しておりスピードが上がると歩幅も伸びる。長距離走には歩幅・ピッチ・上下動比の三拍子が必須なのです。

エリートランナー

エリートと言われる選手たちの上記の平均値は、ピッチ数が180-200(spm)、上下動比4-7(%)〈歩幅/上下動値〉くらいと言われている。

効率の良いランニングというのは、①上下動が少なく②接地時間が短い。疲労もしにくいため後半までスタミナを維持できる。

上記データは、朝練習12km(4分/km)で走っている数値で左右バランスはほぼ均等であり、接地時間も0.19秒と、まさしくエリートランナーの数値である。

自分のデータを日々確認していくことで、同じトレーニング内容であっても接地時間が長くなっているときは『疲労度が高まっている』『アーチが落ちて故障気味』、左右バランスに大きな差が現れれば『どちらかの足をかばって走っている』など故障の疑いも考えられやすくなる。

これまで、これらの小さなデータは『エリート』と言われるランナーには、感覚的にしか認識されてこなかった身体の変化をいち早く明確に可視化できる事で、より選手を研ぎ澄まさせてくれるものとなります。よってこれらのGARMINアイテムが目標到達へ近道を示す羅針盤となってくれると信じています。

ちなみにRDPは個別購入も可能ですが、FA645以上の機種にしか対応していない事も捕捉しておきますね。


その他MLTブログはこちら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 30E8E2D1-3F41-471A-B69A-15143C5616AD.jpeg

1 個のコメント

  • 榎木さん、これは面白い情報です!
    ものすごいセンシティブなスポーツですし、ランナーの身体は、物凄い繊細なものであると感じます。

    GARMIN効果が現れるタイミングを楽しみに。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください