城西大学駅伝チーム 箱根直前合宿で宮崎入り

10月に毎年開催される箱根駅伝予選会は、2年後に箱根駅伝100回大会を控えているせいかオンライン動画からではありますが、今年はいつになく”緊張感”の高さを感じました。

100回大会には、関東圏の大学以外にも全国の地区予選を勝ち抜いたチームも出場できるという事もあり、その注目度や大学が箱根駅伝にかける思いの強さも一段と高くなっている模様。今年度本戦でシード圏内にいれば、100回大会へ向けた取組に集中できるという事もあり2022年の予選会は参加する側も見る側も高い緊張感に包まれていたのかもしれませんね。

城西大学、箱根駅伝直前に宮崎合宿

県総合運動公園に隣接するクロスカントリーコース

そのような中、予選会を見事3位で通過した『城西大学・男子駅伝部』が11月23日から宮崎市青島エリアで合宿に入りました。箱根駅伝の直前時期は”非常に重要”かつ”デリケート”な時期であると聞きます。

観光を売りにする宮崎として、このような大事な時期に”宮崎”を選んでもらえた事はありがたく、少し重く捉えたいものです。

櫛部監督に聞く

右:櫛部監督 左:五十嵐コーチ

私(記者)が個人的にも気になる”なぜこの時期に宮崎を選んでもらえたのか?”を、宮崎入りした櫛部監督に直接伺う事ができましたので記載してみました。

その前に、櫛部監督は早稲田大学黄金時代にご自身で箱根駅伝総合優勝も経験されており、櫛部・武井・花田(現早稲田大学駅伝監督)とともに早稲田三羽烏として一世を風靡した経歴の持ち主。

(櫛部監督)数年前にも別の時期に一ツ葉エリアに合宿に来た事がある。これまでは沖縄県の国頭村で合宿を行なっていたが、ライバルチームでもある創価大学の榎木監督や一月に合宿を予定しているSUBARU陸上部(五十嵐コーチの出身チーム)の推しと、気候・食事・練習環境を考え宮崎を選んだ。また、今年から外国人選手もチームに加わりましたが、雨を嫌うのでそれも理由の一つです。

(記者)今回はどんな内容の合宿にしたいと思いますか?

(櫛部監督)クロスカントリーコースやロードコースでしっかり走り込みがしたいですね。青島・木花エリアはコースも豊富で、なんと言っても交通量が少なく安全に走れるのが良い。

(記者)合宿にあたり宮崎に求める事はありますか?

(櫛部監督)選手は日頃から自身のケアを大事に考えてます。地元の専門トレーナーさんや治療院の情報が欲しいですね。学校での練習では近くにトレーナーさんや治療院がありますが、その方々を合宿地まで帯同となると費用面でハードルが高くなるので、地元に専門の方がいらっしゃると合宿中の不安材料が減ります。

(記者)先日、神奈川県の小田原市で開催され箱根駅伝5区の指標とも言われる”激坂王選手権”では好タイムで城西大学がワンツーフィニッシュされましたが、本戦に向けてチームに勢いがついたのではないですか?

(櫛部監督)2名とも一年生で、コースは少し変わったものの51分台の記録は、箱根駅伝本戦が楽しみです。

この後、櫛部監督と五十嵐コーチは選手達の練習コースの選定など周辺環境を入念にチェックされていました。

まとめ

城西大学は、2018年7位シード権を獲得しているが、今大会も10位入賞を目標として本戦に臨むようです。宮崎の皆様、是非1月2日と3日はテレビの前で応援を宜しくお願い致します。今年度は本県出身の選手も色々な大学で、出場する事が予測されます。また、今後、宮崎において箱根駅伝で上位を狙うチームや本戦出場を狙うチームが合宿地としてこの環境を選んでいただき、今回のように他のチームへもその環境の良さを口コミしてもらえる事で、県内のスポーツ界や観光業界にも非常に大きな影響力を与えてくれるのでは無いかと考えます。


GARMINショップ宮崎GARMIN

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください