GARMIN×SUBARU陸上競技部

SUBARU陸上競技部にお邪魔して、GARMIN研修やってきました

 SUBARU陸上競技部様では、2年前よりGARMINウォッチをチームで導入いただいており、チームの強化にご活用いただいています。 同陸上競技部は、2022年のニュイヤー駅伝においては見事”2位”という結果をおさめられております。 GARMINの導入あたっては、2020年にチームの再強化を提唱した奥谷監督が「実業団の選手育成のあり方も変わっていかなければいけない」と選手のデータを可視化させ選手自身に自分を知ることの大事さを再認識させチーム力で強くなる事を目的にスタートしました。

 MLTsportでは、同チームがこの12月から新機種Forrunner255と、モデルチェンジをしたハートレートベルトHRM-Proplusへ機種更新される事と、新入部員の皆様への導入研修をあわせて、チーム本拠地である群馬県太田市にお伺いして、GARMIN活用研修をさせていただきました。

今回は、すでに2年間GARMINウォッチをお使い頂いていたこともあり基本的な操作はそこそこに、更に”掘り下げた活用”に注力して以下の内容(一部抜粋)で研修させていただきました

ピッチ(1分当たりの歩数)

 一般的にGARMINウォッチをご活用いただいている皆様は、GARMINの真骨頂でもあるGPSを活用した自動ラップと距離表示の機能やここ数年で制度を高めたランニング中の心拍データ表示の機能はよくご活用頂いていると思いますが、GARMINウォッチには”ピッチ”と言うアクティビティの表示機能もあります。TOP選手はこれらのデータは当然大事にされていますが、走る距離が長くなるほど”リズム”を大事にされていることをクローズアップしてみました。この”リズム“を軽快に維持するためには、実は歩幅や”ピッチを安定させること”がそれに値する事をGARMINのデータでは、教えてくれるのです。

今回選手の皆さんには、まず”自分のピッチを知る”ことから始めてもらいました。意外に自分のピッチを把握している選手は多くなく、フルマラソンなど普段のレースを自分が”何歩で完走“しているのか?これからチャレンジする種目の完走には何歩必要か?など、用意した資料を見ながら解説させていただきました。

※上記のデータは参考データをもとに算出されたもので実際の選手の数値と違なります

一般ランナー程ピッチが重要

トップアスリートは200spm(毎分200歩)と言う数値で簡単に走りますが、実はやってみるとこの200という数値はなかなか一般人には出せないのです。皆様も普段の練習でウォッチに”ピッチ”を表示させて、設定したラップを刻むトレーニングを試してみられるとその難しさがわかると思います。ピッチを意識する事で、ご自身の”リズム”が見えてくのかもしれませんね。

 今回の研修中SUBARU陸上競技部の皆さんも、過去に取ったスマホの中のデータを見ながら自身のピッチデータを再確認されていました。

HRM-Pro plus(ハートレートモニター)

 今回SUBARU陸上部では、デバイス入れ替えにあわせハートレートモニターもモデルチェンジしたHRM-Proplusを導入されました。このHRM-Proplusで取得できるデータは下記の内容です。

  • より正確な心拍データ(bpm)※SWIM中の心拍もOK
  • より正確なピッチ(spm)
  • ランニング中の上下動(cm、%:歩幅との比率)
  • 歩幅(m)
  • 接地時間(ms)
  • 左右バランス(GCT:%)
  • 乳酸閾値(LT)
  • ランニングパワー(w)

 通常ウォッチではVo2MAX(最大酸素摂取量)をはかることが可能ですが、このハートレートモニターの装着ではより高い精度で心拍に関するデータを得ることが可能となります。SUBARU陸上部では、Vo2MAXだけではなく乳酸閾値(LT)のデータにも注力しており、”トレーニング方法をより効果的な内容に改善して行くこと“および”選手自身の意識を向上させていく“ことを目的として導入されています。

歩幅・上下動・接地時間・左右バランスデータでフォーム改善

 歩幅・左右バランス・接地時間・上下動のデータをとることは、ランニングエコノミーを高めるランニングフォーム(ランニングの癖)を見つけ出す為の指標になります。

これらのデータを知る事は、自身のベストコンディションの時とそうでない時の違いを知るためにもつかわれ、例えば故障中やその回復中に左右バランスを測定することで、かばっている足の荷重状態が可視化され、選手はよりフォームのニュートラルな状態を意識しやすくなるのです。

LT値(乳酸閾値)

乳酸は運動中に「糖」が分解してできたもので、その発生から筋肉のスムーズな動きを邪魔し始めると言われます。ある運動強度を境に、強度に対する乳酸濃度が急激に上がるポイントが出現しますが、そのポイントをLT値として可視化してくれるのがこのHRM-Proplusです。長距離選手は、特に自身の分岐点を知ることで目的に合ったトレーニングを容易に組み立てることが可能になります。

 逆に、減量・ダイエットといった観点で考えてみると、LTを把握していればLTより遅いペースで長く走ることで、脂肪燃焼の割合は多くなるという事になります。

また、LTが向上するとVo2MAXにも変化が見られ始め、LTを引き上げることで高いパワーでも脂肪をエネルギー源にできる身体を身に着けることが可能になります。

今回の研修では、LTの再認識とそのデータを取るためのGARMINウォッチとベルトのペアリング方法について、解説させて頂きました。

PaceProのペース戦略

 実際に2022年度の九州高校駅伝の際に1区を務めた選手が目標タイムを達成できた時のデータをもとに、下記の解説を行いました。

  • スマホでコースを簡単に作成できること
  • 作成したコースを「PaceProのペース戦略」へ簡単に転送できること
  • 作成したコースに目標ラップタイムを入力しレースイメージを明確にできること
  • ウォッチに同期させそれを実行する方法

上記の研修したところ、研修後の練習で早速実証する選手もいらっしゃるほどこの機能にご興味をもっていただきました。練習コースについては、スマホアプリ(GARMINconnect)から簡単に設定ができ、ウォッチへの同期も即座に行えます。皆様もまずは、練習からこの機能をぜひ使ってみてください。

まとめ

今回の投稿では、SUBARU陸上競技部で行った研修の一部をご紹介させて頂きましたが、GARMINウォッチにはまだまだ活用されていない機能が沢山内蔵されています。データの意味を知ることで、トレーニングの組み立てにも幅をもたせることができ、マンネリ化した日常から少し解放されるかもしれませんね。

MLTsportでは、GARMINをご活用のチームを対象に研修を通してチーム力アップをサポートさせていただきます。研修についてのお問い合わせは下記へメールお願いいたします

tri@mlt.jpn.com

 今回研修をさせていただいたSUBARU陸上競技部様は2023年1月1日に開催される”ニューイヤー駅伝”において王座を目指して最終調整に入られております。チームの取り組みを知ることで、より駅伝の応援が楽しくなりますね。チームについて詳しく知りたい方は下記の画像をクリックお願いいたします。

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